一番過去の記憶

自分にとって一番過去の記憶は何だろうと振り返ってみると、山の中を走り回っている記憶がよみがえってくる。どこの山なのかは分からない。そもそも、本当に山なのかも分からない。そんな記憶を振り返ろうと思う。

カニが怖い

母親曰く小さいころは本当におっとりとした子供だったらしい。近所の森の散歩道に連れていっては、遊んでいたらしい。森の中には小川が流れていて、サワガニがいた記憶がある。

とにかく、自分に危害が加えられる可能性があるものが、怖くて仕方なかった。今でもその傾向は強い。妻は爬虫類や蛇が好きだが、私はどうしても好きになれない。とにかく、小さいころは恐怖が全身を支配するような、まさに怖気づくようなそんな感覚を覚えている。

その日は父と母と一緒に散歩していた。父が私のことを「カニがいるぞ!」と脅しては、私は本気におびえて逃げていた。それを繰り返している中で、ふと目をやった先の土壁が少し崩れた。本当にびっくりして、全力で逃げていく中、両親の笑い声が聞こえていた。

2歳の記憶らしい

母に後になって尋ねると、まだおむつを着けていたと言っていた。流石に、おむつを着けていたころの記憶があるとは思えないので、正確に過去をさかのぼっていく。

幼稚園に通い始めたのは3歳の夏のこと。神奈川県は港南台から東京の久が原に引っ越したタイミングで幼稚園に入った。3年保育の1年目の途中から入ったことになる。森の中を走り回っていたのは、港南台の記憶なのは間違いない。私は12月生まれなので、まぁそう大きくは違いっていない様だ(3歳の春の可能性は否定できない)。

今思い出したが、箱根のロープウェイの記憶も少しある。ロープウェイという単語を知らずに「おもり」と呼んでいた記憶がある。どちらが古い記憶なのだろうか?どちらにしても2歳前後だろう。

タンクローリーのレゴブロック

引っ越しのタイミングで覚えているのは、港南台のダイエーかバーズで買ってもらったタンクローリーのレゴブロックだ。母親に勧められて、言われるままに買った記憶がある。

組み立てた記憶は無いのだが、どうやら自分で組み立てたらしい。確かにタンクの横っ腹に、シェル石油のシールを貼った記憶は残っている。しかし、本当に一人で組み立てられたのだろうか?息子を見ていると、信じることができない。それはともかく、この後レゴブロックに少しハマった。

虚弱体質

その後は、幼稚園に半分も通えない、しょっちゅう熱を出すようになる。この話は、また次回に書こうかと思う。

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