キャリアプランを考えるって!?

良く会社で仕事をしていると、「自分のキャリアプランを考えているのか?」と問いかけられることがあります。そもそも、キャリアプランなど考えていない人がほとんどなのではないでしょうか?「いやいや!私はちゃんと!」なんて言っている人だって、内容を聞いてみるまでは怪しいものです…

ここではキャリアプランを考えるにあたって大切なことをいくつか説明してこうと思います。

ゴールが見えているか?

最も大事なことはゴールが見えているか?です。キャリアプランとは、いわば人生の道筋です。ゴールが無ければ道筋も描けません。そう、大切なのはキャリアプランを考えることではなく、ゴールを決めることなのです。

ゴールを決めると言ってもそう簡単なことではありません。ちゃんと目的がはっきりしていないと、せっかく決めたゴールがあっち行ったりこっち行ったりしてしまいます。まるで、ムービングゴールです。逆に目的がはっきりしていると、ゴールは微動だにしません。ゴールに向かう道筋は変わるかもしれませんが、ゴールは動かなくなります。つまり、ゴールとは目的のことなのです。

では、目的とは何でしょうか?要するに「自分は何のために生きているのか?」の問いの答えが目的です。「生きている」って大げさじゃないかって思うかもしれません。「仕事をしている」で良いじゃないかと思うかもしれません。しかし、「仕事をしている」だと安直に「お金」「お客様の笑顔」「ヒエラルキーの頂点」…etc.なキーワードに惑わされてしまいます。この安直なキーワードの誘惑に負けないためにも、「何のために生きているのか?」をとことん考え抜く必要があるのです。

こんなことを言うと、哲学的なことを言ってはぐらかす人が出てきます。「子孫を残すため」もNGですwww。もっと具体的に考えます。分かりやすい考え方があります。「自分はどのジャンルに自分のスキルを活かしてどのように貢献するのか?」を考えます。ジャンルであってエリアでないところがポイントです。エリアにしてしまうと、ビビって小さいエリアにしてしまいがちですからwww思い切ってこのジャンルって決めてみましょう。

考えてもなかなか答えは出てこないかもしれません。こんな時は世の中にたくさん紹介されている、手法・ツールなどを使用してみるのも1つの手段です。ただ…手法・ツールの答えを真に受けないようにしなければなりません。あくまでも、一つの参考情報として捉えて、本当に自分に合っているかを時間をかけて吟味してみてください。

有能感が感じられるか?

さて…ゴールが決まったところで、そのゴールが絵に描いた餅にならないようにするためには何が必要なのでしょうか?大切なのは、有能感…つまり自分の能力を活かして頑張れば、生きている間にはゴールに到達できるんじゃないか?と言う自信です。この有能感が得られるゴールでなければ絵に描いた餅になってしまいます。

もし、有能感が得られない場合は…足りないのは経験です。この経験はスキルの習得などを含みます。自分が何者なのかがむしゃらで良いので経験を積みましょう。このような「自分探しの期間」のことを心理用語でモラトリアムと言います。なんとなく耳にしたことありませんか?

モラトリアムは青年期に迎えるものと検索すると出てくるかと思いますが、私はそんなことは無いと思っています。青年期に限らず、自分が成長するための壁に突き当たることは誰でもあります。この壁は簡単に突き破ることはできません。誰しもが壁の前で踏みとどまるのです。これも青年期のモラトリアムと同じではないかと私は思っています。

自分が新入社員だとします。上司の指示でキャリアプランを考えたとします。しがらみも無いので、夢をたくさん書けるかもしれません。しかし、大概は夢は夢、絵に描いた餅になってしまいます。なぜなら、社会人としての経験を全く積んでいないからです。経験が無いのでキャリアプランが書けないのは当然なのです。

会社に所属する意味が変わる!

会社に就職して経験も積んで、ゴールも有能感も得られました。そうすると、不思議と会社に所属する意味が変わってきます。多くの人は「働かざるもの食うべからず」、仕事をして金を稼いでこそ大人だなんて考えていませんか?ゴールと有能感が得られると、会社はゴールを目指すための一つの手段に成り下がってしまいます。

もちろん、家庭を持っている方がゴールと有能感を持ったから、容易に転職するなんてことは勧めません。ちゃんと家族と相談してくださいね。しかし、もっとゴールに近づくために…家族に迷惑かけないで…転社・転職なんてこともありかと思います。

今の仕事をつづけながら、あまりの時間をゴールに近づくために使用するのもありです。最近は副職を認める会社も増えてきています。副職がNGでも、ボランティアなら大丈夫でしょう。

今の仕事の中でも、会社が大きければ社内でほかの道を探すこともできると思います。

とにかく、会社を退職してからなんて時間がもったいない!今すぐに行動を起こしてみてはいかがでしょうか?

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