スルーアクスルアダプターⅡ

先日の記事で自転車快適工房さんのスルーアクスルアダプターⅡを購入した話をしましたが、届いたので早速試してみます!

まずは構造から

スルーアクスルの構造と言っても何もないように感じるかもしれませんが、スルーアクスルアダプターⅡはネジピッチ1mmと1.5mm、レンチで回す側はテーパーと無テーパーの全てに1つの商品で対応しています。どのように対応しているのでしょうか?

全てのパーツをできる範囲でバラバラにしてみました。

少し分かり辛いかもしれませんが…1mmと1.5mmのピッチでネジ切りがしてあるロッドが1本。今回は1.5mmで注文したので1mm側にスタンド固定用のパーツがしっかりと固定されています。外そうと試みましたが、がっちりと固定されていて外れませんでした。固定されて外れなかったパーツはロッドの下に写っている、右と左のパーツと同じものと思われます。

ロッドの下の真ん中に写っているのは、テーパーのパーツです。テーパー仕様でない場合は逆向きに使用するようです。

仮組してみます。スタンド固定パーツに6mmのヘキサネジをセットします。想像以上にきれいに収まります。さらにロッドにねじ込んでいきます。

組みあがったので、もともとのスルーアクスルと長さを比較してみます。

長さを比べてみる

大きく長さが違ってしまっている場合は、カットするなど大きな対処が必要となるので、目視で長さを比較してみます。

写真ではほとんど変わりませんが…約1mm~2mm位スルーアクスルアダプターⅡの方が長い感じです。本当に長いかどうかは着けてみればわかるので、ひとまずそのまま付けてみました。

左が標準のスルーアクスルで右がスルーアクスルアダプターⅡです。写真を拡大しないと分かり辛いですが、やはりかなり飛び出しています。乗るだけならこのままでも良いかもしれませんが、このまま受け側金具を付けると良くないと…自転車快適工房からのメールに記載されてました。理由は簡単で、このまま締め付けると、スルーアクスルを緩める方向に締め付けるので、もしかするとスルーアクスルが緩む可能性があるとの事です。

そんなわけで、ホームセンターに行って内径12mmのワッシャーを買ってきました。

ワッシャーによる長さ調整

内径12mmのワッシャーは比較的簡単に見つかりますが…外形が小さいのがなかなか見つかりません。外径は26mmで妥協しました。また、厚みにも種類があり、2.3mmと2.0mmを2枚ずつ購入してみました(1個売りしてくれるホームセンターで良かった…)。

まずは2.3mmを一枚でやってみたのですが…本当に微妙に飛び出てしまいます。ピッタリならまだしも、確実に飛び出てはいるのでワッシャーを2枚はさむことにしました。

見た目を優先したらあり得ない状態ですが…あまり見た目は気にしないので、これでOKです。2.3mmを2枚と2.0mmを2枚で試してみました。

写真を撮った確度が微妙に違うので見づらいですが、2.3mmを2枚ではねじ込みが浅い感じを受けます。これならば2.0mmを2枚の方が良さそうです。2.0mmを2枚はさんだ状態で、受け側金具を取り付けます。

良い感じです。早速、スタンドに固定してみます。

ばっちりです。これで、普段乗りしながらこのスタンドを利用できるようになりました。そもそもこのスタンドを選ばなければこんな大変なことにはならなかったのですが…。このスタンド、立てた状態で自転車に乗っても大丈夫って所が気に入って、ロードバイクが届くより先に買っていました。

まとめ

取り外しの手間がなくなるのは非常に便利で、購入して良かったと感じています。ワッシャーで長さ調整したので、見た目は多少微妙かもしれませんが…。そこが気になる人は、パイプカッターなどで1mm~1.5mm程度カットすれば切れになるかと思います。ただ…パイプカッターなどでカットするとカット部分のネジ山がつぶれるので、ダイスなどを使用して対処する必要があるかもしれません。

自分で書きながら…カットも良いなぁと思ったりしています。

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